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新型スバル「インプレッサ」発表会&試乗会レポート:MOTOR DAYS ピックアップニュース

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愛知県西部でスバルディーラーを展開する名古屋スバル自動車は2016年11月10日、新型「インプレッサ」発表会&試乗会を、関連販社や関係者向けに開催した。会場のトヨタ博物館(愛知県長久手市)からレポート。

次世代スバルの第一弾

今回試乗できたのは2.0Lのみ。1.6Lは12月発売の予定
初代インプレッサは1992年にデビュー。今回発売された新型は5代目で、約5年ぶりのフルモデルチェンジになる。 新型は次世代プラットフォーム「スバル グローバル プラットフォーム(SGP)」を採用したモデルの第一弾ということで、「次世代スバルのトップバッター」(スバル国内営業本部 マーケティング推進部長の小笠原 巧氏)。日本車で初となる歩行者保護エアバッグも全車標準だ。 目指したのは世界トップクラスの「総合安全性能」、そして動的質感・静的質感の向上による「感動質感」。見た目だけでなく、内容面で大きく進化しており、「こんなに(フルモデルチェンジで走りが)大きく変わったのは初めてかも」と関係者が口を揃える。

内外装質感は欧州Cセグ並みに

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ボディタイプは、5ドアハッチバックの“Sport”と4ドアセダンの“G4”。スバルの新デザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”が全面採用された内外装は、質感が大幅に向上し、競合する欧州Cセグメント車(VWゴルフなど)に引け目ないレベルになった。
 
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ボディサイズは全幅が先代より35mm増えて1775mmに、ホイールベースは35mm伸びて2670mmと、若干大きくなったが、それに伴って室内幅は20mm、後席フットルームは26mm増えている。「それでも左右ドアミラー間の距離は大きくしていません」(小笠原氏)。 全長は5ドアで4460mm、セダンで4625mm。外寸はおおむねアクセラ スポーツ/セダンや現行プリウスに近い。

歩行者保護エアバッグを全車標準化

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安全性能については、スバル伝統の良好な視界や新採用されたステアリング連動ヘッドランプ(いわゆるAFS)などによる「0次安全」、SGPによる「走行安全」、アイサイト(ver.3)全車標準化などによる「予防安全」、そして衝撃吸収率40%アップのSGPや歩行者保護エアバッグなどによる「衝突突全」の4項目で世界トップレベルを追及。今後さらに引き上げられる安全評価基準にも対応できるものにしたという。
 
ちなみに、交通事故総合分析センター(ITARDA)のデータをもとに富士重工が独自算出した数字によると、一世代前のアイサイト(ver.2)搭載車では、事故件数が60.6%減、対車両に限ると61.6%減、追突事故は83.8%減とのこと。一方、諸外国に比べて国内で多い対歩行者事故は48.7%減に留まるという。歩行者保護エアバッグの採用はそんな実態への対策でもあるようだ。 なお、新型ではFF車にもアイサイトが標準搭載されたことで、従来モデルより15万円安くアイサイト搭載車が買えるほか、運転席ニー(膝)エアバッグを含む計7個の乗員保護用エアバッグも今回から全車標準になった。

エンジンは自然吸気の2.0Lと1.6L

目立って大きく変わっていないのはパワートレイン。エンジンはもちろん水平対向で、直噴化された新開発の2.0LNAエンジン(FB20型、154ps、196Nm)、そしてポート噴射の1.6L NAエンジン(FB16型、115ps、148Nm。12月に発売予定)の2つ。トランスミッションは全車「リニアトロニック」ことCVT(無段変速機)が採用されている。 全車レギュラーガソリン仕様で、JC08モード燃費は2.0Lが15.8~17.0km/L、1.6Lが17.0~18.2km/Lだ。

CMはドリカム

販売目標台数は月間2500台。発売前の先行予約では約6000台を達成し、11月6日時点では1万台を超えて、すでに「お客様をお待たせすることになり、誠に申し訳ない」状態だという。 広告キャッチコピーは「愛でつくるクルマが、ある」、そして「愛で選ぶクルマが、ある」の2パターン。CMソングにはドリームズ・カム・トゥルーの「Love Love Love」が使われている。 価格はSportとG4共通で、1.6L(FFとAWD)が192万2400円~213万8400円、2.0L(FFとAWD)が216万円~259万2000円。

DAYSのコメント

シャシーの素晴らしさは、ちょっと乗るだけで誰でも分かるはず。ただしNAエンジンとCVTは「かなり良くなった」というところか。それでも走りの質感、内装の質感は確実に高まっているし、安全性へのこだわりは大きなセールスポイントだ。アイサイト ver.2でも事故件数が60.6%減と言われれば、やはりそのセールスパワーは強力。結果、初期受注でも他銘柄からの乗り換えが半数を超える(51%)という。
 

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