Quantcast
Channel: MOTOR DAYS 最新コンテンツ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1480

トヨタ、プリウスαをマイナーチェンジ:MOTOR DAYS ピックアップニュース

$
0
0
トヨタは2014年11月17日、プリウスαをマイナーチェンジして発売した。中部地区での発表会が行われた中部経済産業局(名古屋市中区三の丸)からレポート。

いわゆる“キーンルック”を採用

フロントバンパー左右のスリットはダミーではなく、空気をホイールハウス内に導くことで、タイヤ周辺の整流効果を狙ったもの。Cd値は従来通り0.28
プリウスαは、2011年に発売された5人乗りおよび7人乗りのハイブリッド車。パワートレインは現行の3代目プリウスとほぼ同じだが、7人乗りではリチウムイオン電池を採用するほか、ボディサイズはプリウスより一回り大きく、内外装デザインも専用となる。また、北米ではプリウスV、欧州ではプリウス+として販売されているグローバルモデルだ。 発売から3年半というタイミングで行われた今回のマイナーチェンジでは、主に内外装デザインの変更や、先進安全装備の強化が行われた。
 
Bi-Beam LEDヘッドランプは上位グレードに標準装備 (photo:トヨタ自動車)
まず、外観デザインについては、フェイスリフトを実施し、トヨタ言うところの“キーンルック”を採用。また、従来はロービームのみがLEDだったヘッドライトは、一つのLEDランプを遮光板でハイビームとロービームに切り替える「Bi-Beam(バイビーム) LEDヘッドランプ」に進化している。 外板色にはオレンジメタリック、スーパーレッドVなどの新色4色を含む、全9色が設定された。

TFTマルチインフォメーションディスプレイを採用。オーディオは全車オプションに

内装色はブラックもしくはグレージュ(ベージュ) (photo:トヨタ自動車)
内装に関しては、4.2インチTFTディスプレイを使ったマルチインフォメーションディスプレイ(バックモニター機能も備える)をセンターメーター内に標準装備し、視認性や操作性を向上。一方で、今回からは全車でオーディオレスが標準になり、センターコンソールに2DINスペースを用意。ナビは販売店オプション扱いとなったほか、市販のナビ・オーディオユニットの取付も可能になった。ダッシュボードやシート表皮などの素材・意匠も変更されている。

車線逸脱警告やオートマチックハイビームを新採用

トヨタ自動車 製品企画本部の岡部 慎 主査
先進安全装備については、ミリ波レーダーを使ったレーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)とプリクラッシュセーフティシステムの性能を改良し、上級グレードに6万8040円でオプション設定した。これにより、最大60km/h減速する(先行車20km/h、自車80km/hの場合)プリクラッシュブレーキアシストや、最大30km/h減速する(先行車20km/h、自車50km/hの場合)プリクラッシュブレーキ(自動ブレーキ)が採用されている。
 
写真の7人乗りは駆動用バッテリー(リチウムイオン)を前席センターコンソール内に配置。5人乗りはニッケル水素バッテリーをトランク床下に搭載する
また、上記オプション装着車には、カメラで走行車線を読み取り、車線逸脱を警告する「レーンディパーチャーアラート(LDA)」も併せて装備。これにはさらに、カメラによる情報から先行車や対向車のライト等を検知し、ハイビーム/ロービームを自動的に切り替える「オートマチックハイビーム(AHB)」もセットで装備される。 主要スペックに大きな変更はない。パワートレインはプリウスと同じ1.8リッター直4エンジンのハイブリッドで、システム出力は従来通り136ps、JC08モード燃費は26.2km/Lだ。

価格は5人乗りが247万9091円~、7人乗りが282万8618円~

従来モデルのリアコンビランプはクリアレンズだったが、新型は赤色インナーレンズを採用
プリウス同様に全車FFとなり、価格は5人乗りが247万9091円~317万8145円、7人乗りが282万8618円~338万4327円。従来通り、ガラス製より約40%軽いという樹脂パノラマルーフ(10万8000円)もオプション設定されている(エントリーグレードを除く)。 販売チャンネルもこれまで通りで、プリウスと同じトヨタ全店(トヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店)。月販目標は3年半前の発売時(3000台)より増えて4800台になった。 生産はトヨタ自動車の堤工場(愛知県豊田市)で、北米や欧州向けもここで生産される。

デイズのコメント

短時間ながら試乗もできた。特に資料では明記されていないが、静粛性や乗り心地にもついてもブラッシュアップされた様子
ミリ波レーダーを使ったプリクラッシュ系の安全装備が、このクラスでもオプションで6万円台に。いよいよ全車標準化が近いと思われる価格設定になってきた。また、ナビはサードパーティー製品も付けられる完全独立式に。その代わりメーターパネル内にTFTインフォメーションディスプレイが備わった。グリルデザインを含め、日本国内向けというより、グローバル仕様が日本市場でも売られるという印象だ。
 
プリウスα S“ツーリングセレクション” (photo:トヨタ自動車)
ボディカラーは全9色。写真は新色のスーパーレッドV (photo:トヨタ自動車)
 
■外部リンク トヨタ>プレスリリース>プリウスαをマイナーチェンジ(2014年11月17日) ■参考記事 ・新車試乗記>トヨタ プリウスα (2011年6月掲載)
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1480

Trending Articles