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スズキは、小型乗用車『スイフト』に独自のハイブリッドシステムを搭載した新グレード「ハイブリッドSG」「ハイブリッドSL」を追加し、7月12日より発売する。価格はハイブリッドSGが166万8600円、ハイブリッドSLが194万9400円。
スイフトはこれまで、減速時のエネルギーを利用して発電し、加速時にはその電力を活かしてエンジンをモーターでアシストするマイルドハイブリッド搭載車を設定。27.4km/リットル(JC08モード)の低燃費を実現するコンパクトカーとして人気を集めていた。
新グレードでは、1.2リットルエンジンに、発電も可能な駆動用モーター(MGU)と伝達効率に優れたオートギヤシフト(AGS)を組み合わせた、スズキ独自のパラレル方式ハイブリッドシステムを採用。走行中に蓄えた100V高電圧リチウムイオンバッテリーの電力をMGUに供給することで、モーターによるアシスト走行に加え、クリープ走行時や約60km/h以下での一定速走行時にはエンジンが自動停止し、EV走行を可能にした。
走行モードは、キビキビとした走りの「標準モード」と、EV走行の頻度を高めてエコドライブをサポートする「エコモード」の2つを用意。しっかりしたハンドリング性能はそのままに、32.0km/リットルの低燃費と、AGSとMGUによるダイレクト感のある走りを両立させた。
上位グレードのハイブリッドSLには、素早い加速感とスポーティーなシフトフィールを楽しめるパドルシフトに加え、単眼カメラとレーザーレーダーで前方の歩行者や車を検知して衝突時の被害を軽減する「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」をはじめとする先進安全技術や、SRSカーテンエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグを標準装備した。